ミキ(?)と思われる女性の回想、落とされたドールの回収と修復、突如現れた『シュタインベルグ』の名前。
ドール関連の謎が深まるばかりで難解でした。
仲良しの素振りを見せていた女の子の嫉妬がえげつなくて震えましたが、おかげでいずみちゃんが特大のBADモードに入ったので良かったです。来週冒頭は最大級の修羅場が始まりそうで楽しみです。せりあはあいりに対し急に積極的になってましたが、恐らくこれが本来の『せりあ』ということなんですかね。
それにしても、かをるんは何をどこまで知っているんでしょう。いずみ達より先にあの2人が創設メンバーとしてスカウトされていたこともポイントな気がしています。
OPもバトル系に変わり物語は後半戦。来週も目が離せません。
暴力お嬢様を理解らせる回。
子供の暴力の裏には臆病があります。エリスもきっと怖い思い、嫌な思いをしたことであぁも狂暴な性格になってしまったのだろうと想像が膨らみました。
この作品は本筋の話が進みながら随所においてルディ自身のレトロスペクティブな内省が挟まるのが面白いところだと思います。今回は、これまで常にどこか楽観的であったルディが真っ向から死生観に向き合うという場面がありました。彼がメメント・モリに対してどのような解釈を与えるのか、気になるところです。
また、ロキシーに続きシルフィとも離れるという展開が、安易にヒロインを固定しない(そもそもヒロイン選びがメインではない)という主張に感じて良いなと思いました。
救う女、救われない女。
4人目の(最後の?)『救う女』が登場しました。
救う女たちは皆一様に救われなかった女たちに人生を変えられていると表現できますが、桃恵はきっと女の子の最も女の子らしい部分に苦しんできたんだと思います。その点他の3人の救う女たちは普通の女の子とはだいぶ異なる子たちなので、彼女たちとの交流で桃恵も少しは救われるんじゃないかなと思い、ほっとしています。
巨視的に見ると救う女たちは桃恵含め全員救われないのではないかなという雰囲気が漂っていますが......。
5話が楽しみです。
メンバー集めへの拘りの比重がブレてる印象。芽衣を入れる動機についてあれほど語っていたのに、その気になればいつでも入れることができたはずの遙子を今更入れるの?という疑問が残りました。さくら側のグループの人数合わせ以上の価値が求められるはずのポジションなので今後どのような役割を持っていくのか注目です。
ユニットの分割についてはリーダーの二人をそれぞれで輝かせてあげるという発想は良いのですが、各ユニットに振り分けられたメンバーの選出意図が不明瞭なのが気になります。
結局最後は全員で集合写真を撮っていますし、ユニットごとの特色を全面に押し出さないのでしょうか。リーダー以外をぞんざいに扱っているような......。
性格キツキツ有能金髪大ストイック萌女が出てきたのは良かったです。
灰の魔女イレイナの旅物語。
主人公が可愛く作画も綺麗で見やすいですが意外とダークファンタジーぶるところがあるので注意が必要です。
各話単位で見るとストーリーが不連続な印象を受け時系列シャッフルを疑ったりもしていたのですが、12話で全てに整合性を与えられました。
主題歌がOPEDともに世界観にぴったりで素敵です。
家族系の話を織り込んだスポ根作品。全11話とは思えない内容量に驚きました。
まずキャラが立っている(玲ちゃんがかわいい)ことは言わずもがな、序盤中盤の全てが後半の展開に紐付けられている構成となっておりストーリーとしてよくできていると感じました。
また音楽・作画も素晴らしく、試合描写はもちろん日常パートにおいても人物の心情に沿った演出がなされており引き込まれるものがありました。
鉄男の掘り下げや玲の今後など、尺があればいくらでも描ける余地が残されているので続編等が製作されないか楽しみです。