1期に引き続き、テンポが良くて面白いギャグ、個性的なキャラクター、そして筋肉の力で困難をぶち破っていくマッシュで爽快感を得られる面白い作品だった。ギャグは、キレの良いツッコミ、デフォルメされた絵、独特な雰囲気と演出、1期から健在の面白さだったし、神覚者候補選抜試験編が始まって以降、イノセント・ゼロの襲撃とかシリアスな展開があっても、このギャグのおかげでシリアスになり過ぎずに緩急つけて見ることができた。ストーリー面では、1期に比べてより物語の核心にせまる展開が増えて、様々な理由でマッシュに戦いを挑んでくるキャラクターも増え、それに応じてバトルも多くなった。だからこそ、色々と協力な魔法で挑んでくる敵をマッシュが筋肉の力でゴリ押しして倒していく展開の爽快感は1期以上のものになった。戦闘シーンのクオリティも1期よりレベルが上がってたように思えたし、特にレイン・エイムズvsマーガレット・マカロンの戦いは劇場版レベルともいえる迫力あるものだった。また、2期ではマッシュとその友達の絆がより強調される部分が多かったと思った。マッシュ達の日常のシーンも楽しそうに描かれてたし、特に最終回では、ドットやレモンが、魔法が使えないマッシュを受け入れられない民衆達からマッシュを庇い、そしてマッシュのために声をあげたレモンのシーンがすごく良かった。友達に助けられる場面が描かれる一方で、マッシュが友達を助けるシーンも描かれてて、マッシュ、フィン、レモン、ドット、ランス達の友情が素晴らしいなと思った。神覚者への道、そしてイノセント・ゼロとの戦いはまだまだ始まったばかりだし、今後の展開も気になるからぜひとも3期をやってほしい。