主人公との仲を深めて能力を覚醒させたそれぞれのルートのヒロインを別の世界線から呼び寄せたぽかったの気持ちはすごく盛り上がったけど、やっぱり最後数話の演出と作画の息切れ具合は悲しくはあり…
翔と与一が都に制圧されて終わったの良かったな
CV:加隈さんのヴァ~カもっとほしい
バイオレンスだけ嫌な感じに生々しいじゃない…
これまで観ていていちばん心が動かされたの「バニーガール」と「ゆめみる」で以降はそこまで強い感動はなかったかもて思っていたのだけど、最初の2作は咲太と麻衣さんが分かち難く結ばれるまでの話で。それ以降の何があっても揺るがないふたりの関係の上で咲太が周りの人たちを助けていく話を観て抱く感情が最初の2作違うのは当たり前、その楽しみに気づかせてくれた良いTVシリーズでした。
エンディングでの会話で美東が霧島透子であることが仄めかされて終わったけど、じゃあ岩見沢が人に思春期症候群を分け与えて周っていると言っていたのが本当だったのかてところはそういうことが出来るとしたら美東/霧島で、MVを通じてそれをしてたていうのが納得できる解釈かな
グロテスクな近所?親戚?付き合いに巻き込まれてた佳紀をヒカルが連れ出しに来るのメロいし、佳紀がヒカルから離れられないBパートの展開への導入として印象的なシーンでした
実写映像の鏡の中に鏡像としてアニメ作画のふたりが居たのとか、海でヒカルの顔を水中から描いたシーン良かった
海に立ったヒカルの背後の非現実的な空の模様は佳紀の世界とヒカルが出て来た向こうの世界との隔たりを思わせたけど、電車の時の実写の部分は視聴者の居る現実世界と作中の人間世界の境界は曖昧にしようとしてる印象を受けました
最後の田中はふたりを害そうとする気配がなかった気がしたのでやっぱり田中も人じゃないとかある程度ヒカルに同情する事情がありそうに見える
劇伴もすごく良かったな
TVシリーズは小夜に人間を殺せるような本来の野生を取り戻させようとした、この映画では小夜のために食料である古きものを残そうとした、ていう文人の小夜への歪んだ愛情の話
最後のバトルなんだったんだろてことを考えてみたけど、朱食免を破壊して止めないと周りの人間に危害が及ぶ状況を作って小夜の手で朱食免を壊させることに意味があったてことなのかな
映像だけでも十分な見応えがあったけど、歪んだ純愛の苦い結末はシリーズの終わりとして強い印象を残してくれて良かったです
原作コミックをほとんど読んだことがないながらにキャラクターのデザインや会話のテンポはおそらくTVの時よりこちらのほうがコミックに近そうとは思ったのだけど、じゃあそのことがアニメとしてのおもしろさを保証してくれるかというと個人的にはTVから変わったり無くなった雰囲気をさみしく思い出してしまうような時間も結構あり、今の時点では判断が難しいから時間を置いてまた観直してみたいかな
バトルと爆発関連の映像と音響だけでも劇場で観て良かったとは思いました
悪魔とそれに類する者同士の戦いの中でアキがあまりに無力なことがすごく悲しい…