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視聴者側への謎の提示による考察ムーブ促進、テンポ感の調整具合の上手さ等、現代的なアニメとしての側面をしっかりもちながら、レベルの高い画面設計とキャラ作劇の引き出しの多さに映像作品としての重厚感や面白みを感じている。

感情の起伏の表現から、視聴者側に対するユーモアの提供まで。幅広く、それでいてバランスも良い。

ララと茉里が初めて面と向かって会話をする場面では、作中でここまで使われてきた、「画面全体の色味を変える」「頭上の貝殻」等の視覚的にわかりやすい心情描写を徹底的に排除している。その代わりに、「静止画の長回し」「セリフの無しの間」を用いた演出によって、ーー感情が高ぶり茉里に八つ当たりをしてしまったララが心を一度落ち着かせ冷静になり、初めて茉里という人間と向き合おうとするーー 繊細な空気感を描き出していた。



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