新海誠の自主制作アニメ。モノクロ。
ノスタルジックな雰囲気は好きだがそれ以上の感想が出てこなかった。
文字のみのカットがちょこちょこ入ってたのは印象に残ってる。
新海誠手掛ける美しいアニメーション。空間を広く使ったカメラワークや空全体の描写、光の使い方、好きです。
ほぼ新海誠一人で制作したというが、あのクオリティを一人で出してくるなんて凄まじいを超えて最早理解不能。
映像表現の掘り下げもしたいが一旦割愛。
地球の存亡のための戦いに突如駆り出される少女と、ただ待つことしかできない少年。
この2人の恋愛関係の行方が宇宙での戦いと同列に描かれる様がまさに”セカイ系”であり、俺の癖なんだよな。
25分という短編故に物語自体はハイペースで進む。世界観の説明も最低限。
ただ、そうした理不尽さがあっての”セカイ系”であり、作中の登場人物もまたそうした”どうしようもない状態”に陥っている。
”こうした状態”に妙に視聴意欲を搔き立てられるらしい。恐らく”セカイ系”でしか味わえない切なさのようなものを求めているんだと思う。
追記:なんでお前はそういう癖なん?といった質問は受け付けておりません。
Uの世界は圧倒的映像美で魅せてくれる。奥行きの使い方が上手く、没入感が凄まじい。
現実世界の描写はスタジオ地図らしさのある青々しい絵が印象的。
物語の随所で「大衆の声」をネットでの反応やAsの声を使って表現する場面が目立っていたように思う。ネットの荒波の中で揉まれる創作者の心情を表したかったのだろうか。
物語の大枠の流れはいいんだけど所々「ん?」となる点あり。なぜ母は別の子を助けるために自らを犠牲にしたのか?という彼女の長年の疑問の解消(?)の描き方、父との確執解消、「竜」に対する鈴の思い(鈴が竜に執着する行動原理がわからない)、一回観ただけでは置いてきぼり感が否めなかった。(私の理解力不足と言われたらそれまでだが。)
また、創作者のエゴが前面に出て物語の流れが”ご都合主義”で作られてる感もあったなと。竜だけがあそこまで「悪」として描かれるに足る要因なくない?等。
追記:途中、「美女と野獣」すぎて何とも言えない感情になったのは私だけ?歌姫の名前が「ベル」なのと「竜」の装束が妙に野獣っぽいとこから「まさかな...」とは思ってが。
「青春ラブコメの金字塔」と名乗るにふさわしい作品だった。
こんなことは言いたくないけど、「俺が求めていたラブコメ」がまさにこれなんだと思う。
人と人とが本気でぶつかり合う様は見てて心打たれるものがある。
竜児と大河は言うまでもなく、櫛枝、あーみん、そして北村、登場人物各々が思い悩み、葛藤し、そして変化していく。その物語が、過程が、とても青々しくて瑞々しくて、、、素直に感動した。
しあわせって何だろう。家族って何だろう。大人になるって何だろう。竜児と大河はこうした課題と真ん前から向き合ったのだ。対して私自身はどうだろう、とそんなことを考えたりもした。
「とらドラ!」を高校生の時に観たかったと強く思うと同時に、今だからこそ抱いた感情を大事にしたい。
追伸:ラノベ全巻購入しました。心理描写が~とか、あの時の○○は~みたいな批評・考察(笑)なんてやってたらキリがなさそうだったので書いてません。