サービス開始日: 2025-11-21 (166日目)
何年かぶりに観返したので感想。
観ていてとても心地よかった。中学生ならではの瑞々しさや、どこか懐かしさを感じられる作品。
雫の心情や成長の過程の描写が好き。
お気に入りのシーンは聖司のおじいさんから物語を読んだ感想を伝えられて、雫が泣き崩れるところ。
ヴァイオリンの夢に向かって走り続ける聖司の隣に立ちたい一心で雫が書き上げた物語を「聖司のヴァイオリンのようだ」とおじいさんから評された事に喜びや安堵、開放感といった感情が込み上げてきて涙が溢れた、と解釈したのだが、そこまでの構成や流れの美しさに心打たれた。
放送当時は小6か中1。一応リアルタイムで観てたんだけどその時の俺には「はにゃ?」という印象だったので改めて視聴。
一言でいうならば、「死生観」をメインテーマとしたアクションファンタジーアニメってところ。
決められた運命に抗うことをせず、「来る際」を待ちながら龍の歯医者として働き続ける日々を送る野々子。これに真っ向から「なぜ長く生きようとしないのか」と疑問を呈したベル。
「少女は選んでここに来た。少年は選ばれてここにいる。」というキャッチコピーからも読み取れるように二人の対比は物語全体を通じて顕著だった。
てか序盤の構成が抜群に良かったよね。減点要素0の導入だったと思う。
ただ、2話構成ということもあり、歯医者周りや世界観の掘り下げがもっと欲しかったというのが本音。
「龍」とは何なのかという問いを中心に、物語を通じて視聴者側に解釈を委ねる点が少なくなかった。
ただ、2話を通しての作品のテーマそのものは割かし明解だと感じたので、前述の通り、これだけ面白みのある世界観を作り上げているのだから、それを最大限に活かしたアニメがみたいなぁ(願望)