サービス開始日: 2021-01-05 (1245日目)
序盤は安定感重視の作風に感じたけど、後半に入ってから一気にボルテージを上げて駆け抜けた良作。
あの子がじきに爆発するのは想定内だったし、燈が沈むのも当たり前の流れ。ただ、そこを燈が自ら乗り越えて行動を起こし、彼女に引っ張られるように仲間が帰ってくる10話は圧巻の出来でした。
続編にあたるAve Mujica編はかなりハードルが上がるけど、期待せずにはいられない…
1クール目で兵馬とぼたん、付喪神たちに愛着が湧いてきた中での大事な2クール目。とっても良かったと思います。
下手なラブコメより初々しい恋愛模様が見られましたし、何より唐傘相手のバトルシーンは迫力満点。匣かっこよかったよ
どうせなら完結までやってほしいので、ぜひ続編をください…
Aqoursとファンタジーもの、底知れないポテンシャルを持ったスピンオフ作品だったと思います。
「町を襲う異変」「杖」「ヨハネの魔法」「武装ダイヤ」「ルビィ人間化」など挙げればキリがありませんが、アニメ作中での説明が足りない設定に溢れていて、(特に杖がないと歌えないやつ)蛇足だったように思えます。
マル・ヨウ・カナンをメインに据えて日常の中でヨハネの成長を描いていた4話だったり、マリにスポットライトをあててヨハネが手を差し伸べる形をとった5話など、所々に光るエピソードは間違いなくありました。
ただそれを補って余りあるヨハネの成長のなさが…。10話辺りで「私のせいなんだ」と察して殻に閉じこもり、チカ達とライラプスありきの何度目かわからない復活。そもそも異変や魔法の説明が足りていないのでヨハネが何故自分から罪悪感を感じられたかも伝わり辛いし、完全に他者依存で立ち直ってるので主人公(推し)なのに感情移入ができなかった。
制作発表からずっと期待していた作品だったので、その分より悲しい気持ちです。
最終話でチラッと出てきた都会っ子鹿角姉妹は可愛かったです