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とても良い

原作未読。
1話の中に3つの話があるが、最初の2つは新規キャラの話で、そこまで書くと膨大になるので、描きたい所ではあるが割愛。
今回言及するのは3つ目の「伊吹桂子と岡部恵美」
2話で強く印象に残った岡部絵美と伊吹桂子のエピソードを、今度は伊吹側の視点から掘り下げる内容をまたほりさげて個々に持ってくるとは思わなかった。
そしてこういう別視点による再解釈は本作の魅力の一つだが、今回も期待を裏切らなかった。
特に良かったのは、伊吹の事情や苦しさが描かれたことで、当時の行動原理に納得できるようになった点である。ただし、それによって過去の行為が許されるわけではないという描写になっているのも評価が高い(安易な作り手だと実は仕方なかったとか、実は良い人だったとかにしがち)。
本作は一度描いた人物や出来事を使い捨てにせず、何話もかけて別の人物や別の視点から掘り下げ続ける。2話で終わったと思っていたエピソードが、途中にちょくちょく伊吹桂子を登場させるエピソーとを経て、10話で再びメインとして出してきた。ラストの病床の描写も含め、伊吹桂子という人物がさらに掘り下げられそうな引きになっており、このままこの話を軸にシリーズを畳んでいくのかなと、続きが気になる終わり方だった。



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