Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

原作未読。手島先生の過去回。へびちか先生との出会いから、圧倒的な才能を目の前にして自分との差に打ちのめされ、それでも「へびちか先生を漫画で殺す」と決意してネームを仕上げる流れが良かった。人格的には人の思いが分からずわがままなのに、作品を作らせれば天才という「天才あるある」なへびちか先生の造形も好み。しかも、ストーリーなどフィーリングで決める部分については本人も感覚的すぎて指導できない一方、絵については的確に指導して手島先生を成長させている。この描写があることで、単なる人格破綻者ではなく、漫画家として本当に優れた人物なのだと視聴者にきちんと伝わるのも上手い。さらに、手島先生を一人の漫画家として認め、「そういう目をしている人の漫画にはアドバイスしない」と言う場面には心を打たれた。ナナとの関係も、最初は全く合わなかった二人が一年を共にするうちに親友になるという、実体験とも重なるリアリティが良い。単なる過去紹介、人物エピーソードではなく、現在の手島先生の人格や創作への姿勢につながる物語として過去を描いており、人物の掘り下げとはこうやるものだと思わせる、お手本のような回だった。



Loading...