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普通

原作未読。良い寄りの普通。

ナナホシの病気や魔界大帝に関する展開など、次につながる要素が動き始めた。ナナホシの病気については、現時点では転移研究をすぐ次の段階へ進めず、間にエピソードを挟むための引き延ばしにも見える。ただ、今後この病気が物語上の意味を持つ可能性もあるので、現時点では判断を保留したい。

魔界大帝への訪問も、過去に出会っていることを利用した展開なので一応納得できるが、最初から仕込まれていたというより、既存設定を後から利用したような印象は残る。また、ぺルギウスが移動や情報収集を簡単に解決してしまう便利な存在であり、かつ自分ではナナホシの病気を直すつもりはないなど、作者都合の便利な存在になっている点も気になる。

ルーデウスが家族を持ったことで、ナナホシの家族に会いたいという思いを理解できたという説明は一応納得。
ただし、タイトルにもなっているナナホシの慟哭は、作者&制作者が「ほら、ここが泣き所ですよ」言われている感覚があり、素直に物語へ入り込めなかった。

8話終了時点では、9話でルーデウス自身に悲劇が起きる展開なら面白いと思っていた。これまで描かれてきた幸せな家庭生活や鼻につくほどの惚気も、ここでルーデウスを落とすための積み重ねだったのかと納得でき、作品への評価がすっかり変わった可能性すらある。それだけに、悲劇を背負ったのがナナホシ側だったことは残念だった。「また主人公は何もせずに得する側なのか」という、3話以降の不信感も拭えなかった。ストーリー運びとしては納得できるだけに、作者への不信感が、こうした感動的な場面にまで影響しているのだと思う。



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