新設水族館 アクアリウム・ティンガーラ からの刺客を中心に、各方面の話が動いてきた回。
ペンギンは仲良く歩けるのに人間同士はバチバチにやりあっててウケてしまった。
しかし、刺客の主張も正論含み。たしかにくくるは(館長代理として奮闘しているが)家業の手伝いをしているだけで、大規模水族館のビジネスとしての側面を知らない。スタッフになるための厳しい選抜を受けてきたわけでもない。もしかすると他の水族館に行ったこともないのかもしれない。
がまがまを残したいという気持ちは、自分の思い出にしがみついているだけなのではないか、と思い悩むのも示唆的。他の水族館の存在を意識し、がまがまの相対的なポジションを考えはじめ(てしまっ)た。そこで、子供たちにがまがまのいい所を聞いても、はかばかしい答えは返ってこなかった。ただ、がまがまの特長は丁寧に描かれていたように思う。
実際、大規模水族館はそう頻繁に行くものではなく、非日常の側にあるものだと思う。1回限りの来館でも良質な体験をしてもらおうと、客をもてなし、様々な展示で魅了する。一方で、がまがまは、近所の人たちが日常的に通えるような居場所となっている。魚を見るために行くわけでなくても、水槽の魚をバッチリ覚えているほど、頻繁に通う子供たちもいる。どちらが良いと決められるものでもなく、スタイルの違いなのだろうと思う。
引きのシーン、ティンガーラの建設現場に行ったくくるは何を思うのか……。風花の後輩からの電話の用件とは……。
その他各方面で気に留めた点。
キジムナーのイリュージョンは、近所の子にも発動する。会いたい対象がある人に発動する感じか。
もうひとつの母子手帳の件をついに風花に打ちあけた。家族が増えるとうれしいと話すくくるに対し、心なしか表情が曇る風花。気のせい?
カレンダーや8月売上実績のグラフは意図的に描きこんでいるか。8月末閉館なら、あと1週間。
おじい=伝説の飼育員。
ティンガーラ=天の川。project ティンガーラ。2クール目はティンガーラ編かな。