最後の当番回一巡、仮に「自己紹介シリーズ」とでも。その第2回。(ネタバレ指定)
漫画好きのやよいは、制作側スタッフたちに一番近い立場のキャラクターと言えそう。それだけに、彼女の気持ちがよくわかるスタッフも多かったのではないか。
やよいが生み出したヒーロー(女性だがヒーロー)ミラクルピースは、なりたい自分を映したキャラクター。ミラクルピースを描くということは、理想の自分に近づくこと。
「自分が作った漫画に憧れるなど、どうかしている」と、創作の価値を認めない者を代表した様な、アカオーニの発言と真っ向から対立する。ピースは締め切りにこそ折れそうにはなったがw、ミラクルピースというキャラクターの価値を信じ続けたことによりアカオーニに打ち勝った。
回の冒頭に「やよいちゃん絵がうま〜い」と、言わば技術を褒めていたメンバーたちだったが、ラストにはミラクルピースのキャラクターや世界観を褒めるという変化があった。
また、クラスの男子たちはミラクルピースごっこをしていた。これ以上ないキャラクターへのリスペクト。
この回は、創作論として楽しむとよいと思った。