ジャンプコミックス、20〜21巻収録分。
以下、先の展開のネタバレ含む。注意されたし。
アニメ本編に遂に、黒の核晶が登場。
すっかり最終局面という趣きのアイテムだが、巻数で言えばまだ折り返しを少し過ぎたところ。まだまだ二転三転あり。
ハドラーの望みが連載当時からずっと、正直にいうと今でもわからない箇所がある。
「アバン本人を倒しただけではアバンに勝ってはいなかった。アバンの使徒に一矢報いたい」とは本人も言っていた通りだが、ダイとバランとの2対1という対決は、元々の望みとはかけ離れている気がする。本来の意図からすれば、「親衛騎団と自分自身を含めたハドラー軍団全員 」vs.「 アバンの使徒全員」という総力戦こそがふさわしい戦いではないか?ハドラーが親衛騎団を別行動にさせて、ダイとの戦いこだわった意図が今でもわからない。そう、バランが加わったことで一騎打ちですらなくなっているし。
一方、ハドラーが魔軍司令だった頃は、実力では自分より上だった為に畏怖の対象だったバラン。そのバランに打ち勝つことが、虚栄心の克服につながるという意味付けなら理解できる。結局、この場面でハドラーが何を望んでいたのか、言語化できるほどの理解に達していない。単に「時間のなさ故にハドラーが迷走している」というわけでもなさそうだがw
ダイはバランに「誇りで勝てたら苦労はしない」と言う。ダイの立場からすれば当然の発言だが、ハドラーの望みと反するのも事実。
のちの再戦ではダイは、ハドラーの望みも察して強い意志で一騎打ちに応じるが、どの様な心境の変化があったのだろう?該当の場面まで少し間があるので、改めてゆっくり考えてみたい。
ダイとバランの、黒の核晶についての会話。
これこそまさに秘話モードを使うべき話題と思うが、原作を確認したらやはり秘話モードではなかった様だw