年忘れ大実況と称し、ドキプリ秋映画を視聴。
「不幸な過去に目を背けたいために、未来を丸ごと封印したい」
表向きの敵首領、マシューの目的はジョージ・クライとほぼ同じ。動機への意図を全く話さなかったジョージ・クライよりも、はるかに感情移入できる敵。
一行の導き手である、ゲスト妖精べベル。その正体であるおばあちゃんも存在感あるキャラだった。テレビ本編にあったマナの台詞「モチのロン」、そのルーツがおばあちゃんの口癖だったことがわかるのだけど、この口癖からここまで話を膨らませたのであれば、さすがは本編のシリーズ構成である山口さん直々の脚本と思う。
個人的には、真琴が王女からキュアソードの名を授かったシーンや、ウェディングドレスをからかった同級生に怒りを向けたシーンが好き。まこぴーファンにとっては、これらのシーンの為だけでも観る価値あり。
一方、タイトルの「マナ結婚」。マナの恋愛以前に、旦那がどんな相手であるかも描かれなかった。ドキプリのファン向けの作品としては見どころがあるけど、タイトルは消化していないと感じる。シリーズのファンではない一見さんがこの作品を観るかはわからないけど、仮に観たとしたらどう思うだろうか、とは思わなくもない。