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ぷーざ
@pooza

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とても良い

ジャンプコミックス35巻収録分。

ほぼ全編にわたってポップの謎解き。とても見ごたえがある。今回、大魔王にとっての最大の脅威はポップの知略だったわけだが、本人はそれを誇るわけでもなく。
皆を大魔王の前までたどり着かせたのは、「魂の絆」の力だと言った。「魂の絆」はスマホ向けオンラインゲームのタイトルでもあるが、最終盤の台詞から引用されたタイトルであるのは間違いない。

かつてバランは、聖母竜に「力ばかりが全てを司る今の世界に、魂をもって悪を討つ」と言った。(59話)これに対して「魂などでは余は殺せん」と、自分の力に絶対の自信を持つ大魔王だが。
しかし、大魔宮を覆う力を打ち払ったのは大破邪呪文を構成する5つの魂の力だったし、今また、「魂の絆」が天地魔闘の構えをやぶろうとしている。
心や魂の力が、大魔王にとって予想外の事態を起こし、そして追い込んでゆくのである。

今回、ポップがいつも以上に、妙に饒舌だと思った。例えば、2回分の観察から気付いた「構え」の弱点のことなど、本人に指摘するのは余計なお節介というものだろう。本来であれば黙っているのが得策。
秘策の本命は「シャハルの鏡」だった。この秘中の秘を大魔王に悟らせない為に話を引き伸ばして、判断を鈍らせていたのかも知れないと想像する。
アバン先生が解説していた通り、あえて「構え」をとらせる挑発をしたのもポップ。この、ポップの駆け引き巧者っぷり。

ひとつ気になったことがある。
カラミティウォールは、ダイによって既に完全に攻略されていたのではなかったか?



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