キュアパパイア生誕祭として視聴。
「創作者」というみのりん先輩の設定・属性に親近感をもち、このシーズンの推しキュアはパパイアだった。
「創作に息詰まり、筆を置いている」という、彼女の当初からあった設定。
自分は創作から長い間離れているけど、気持ちはわからないわけではない。彼女が創作への意欲を取り戻すことが、この「トロプリ」で一番期待した展開だったから、40話にして遂に実現した格好だ。泣くような回ではないのに涙が止まらない。
みのりん先輩の当番回は、プリキュア脚本家衆の長老格である成田良美さんの担当。なるほど、この方以上にふさわしい担当者はいなかったかもしれないな。
実体験の反映がない為に創作が「薄い」ものになっていたことは、当初から言われていた、みのりん先輩の創作者としての欠点。
しかし実際に必要な体験をしてみれば、それを即アイデアにつなげられるし、また気付きを饒舌に語る能力は元々高い。「知識と経験のバランスの良さが必要」という創作論だったとしたら、十分に伝わったけど、それでも「やっぱり創作には、知識が大切なんだなぁ」という、成田さんが意図しなかったかもしれない感想になってしまったw