昨日、2回目を観に行った。ネタバレあり。
客演キュアのキャラクターにも特に不自然なところはなく、本放送当時のまま。
「キュア〇〇はこんなことは言わない!」という不自然なところはなく、「おかえりなさい」という気持ちにもなれた。ひろプリ勢とまほプリ勢のからみがもう少しあると良かったけど、フェリーチェとマジェスティのやりとりだけでも十分にごちそうさま。
大福の台詞や悟との変身にはとても驚いた。あざといぐらいに沢山のファンサービスが詰め込まれていたがw、年に1度のお祭にこれ以上野暮なことを言うのはやめておく。
ゲーム世界での、こむぎとユキのがんばりがとても良かった。特にこむぎは、主人公らしく物語を引っぱっていた。
会えば不穏な空気になることが多かったこむぎとユキだけど、本編で和解してからそれほど日は経っていないのに、古くからのパートナーであるかの様に助け合っていた。「2匹はプリキュア」という決め台詞、これももちろんファンサービスのネタだけど、ネタであることを承知した上で納得させられる。
「ゲーム」というモチーフが明らかにされた当初、「この題材はわんぷりと合ったものなのか?」と不安にさせられたが、いろはとこむぎ、まゆとユキ、そして悟と大福。飼い主とパートナーの関係は本編同様に十分に描かれていたと思う。
ここまでよいのだが、ナツキとタヌちゃんを、このパートナーたちと同列に加えてよいものかどうか?
劇中で暴れていた「プログラムのタヌちゃん」とは別に、多分「本物のタヌちゃん」が存在している。
「本物のタヌちゃん」との想い出を「プログラムのタヌちゃん」(ボット的存在)との間のものであるかの様に描いていたラストだったが、この境界は決して曖昧にしてはいけないところで、ストーリーを「普通」にまで下げたのはその為。ボットに対しても愛情を持ちうることを、自分も決して否定しない。だからこそ、別々のキャラクターとして描くべきだったと感じている。
それとも実は、「プログラムのタヌちゃん」に「本物のタヌちゃん」が乗り移っていたのか?プリキュアがファンタジーであることは、こちらも百も承知なのだから、鏡石やニコダイヤを映す等、それを示唆するシーンがあれば納得できたな。