CLANNAD、AIR、リトバス…オタクになってからずっと鍵っ子の自分にとって、Summer Pocketsという作品は本当に特別な思い入れのある作品。自分がKey作品の中ではじめて原作ゲームを"発売日"に購入し、リアルタイムでひと夏を共にできた作品だったから。
だからこそ、まずはアニメ化してくれて本当にありがとう!!大感謝を伝えたい。
正直な話をするとアニメを見終わった今、サマポケの本来の魅力はこんなもんじゃなかったけどなぁ~~!と叫びだしたい自分がいるのも事実。ゲームプレイ時に感じることができる”かつて誰しもが過ごした夏休み”の雰囲気を味わうことができるのがサマポケの最大の魅力の一つだと自分は捉えているので、特にクール前半~中盤にかけてのヒロインの個別攻略ルートでは(製作スタッフの愛でもあると思うが)大ボリュームのセリフやシーンのあらゆる要素を凝縮しなんとか尺内に収めようとしてくれていたこともあり、台詞と台詞の間の余白がほぼなく常に誰かが言葉を発しているようなせわしなさを感じてしまったのは残念だった。BGMも素晴らしいのでもっと絵だけで雰囲気を感じ取らせるような余裕やゆとりを見せられたらよかったが、2クールで物語を締めると決めた以上仕方なかった部分なのであろう。構成上も苦しそうだったが、ノベルゲーム原作かつかなり原作準拠でやってくれたこととのトレードオフだったのかなと思う。なのでちょっと違和感を感じた人も原作ゲームを自分のペースでのんびりやってみてほしい。そこで感じられることがあるはずだから。
ただ冒頭でも記載した通り、自分はサマポケアニメ化してくれて本当にありがとうの気持ちでいっぱい。これもまた本心。feelが手掛けたことによるキャラクターの可愛さが最大限に引き出されていたことや、原作での名シーンをできるだけ詰め込もうとしてくれていたこと、ALKA編/Pocket編に入ってからの新OP「フィニステラー」の本気度、そして推しのYURiKAの夜奏花が流れた花火のシーン…。どれも制作スタッフの愛がなければ実現しなかったことだし、静止画では生まれなかった画角や動きで新たな解釈や感動が生まれており感無量。
そして何よりもアニメ化したからこそサマポケに触れる人が増え、話題を生み、多くの人にさらに愛されるコンテンツになったのがただのいちファンだけどとても嬉しかった。
だからこそこれからもこのSummer Pocketsアニメと過ごせたひと夏の、眩しさだけは忘れないんだろうなと思うよ。