遂にゼロ登場。わざわざカレン達を混み合う電車に誘導して、先頭車両だけ人が居ない異様な空間を作り出すことで自分の底知れなさを演出しようとするルルーシュは本当に面倒臭いタイプだけど、それが魅力でも有る
扇達とルルーシュの覚悟の差がはっきりと描かれていたのは印象的。扇達はあくまで自分たちの国を、誇りを取り戻したい一心で軍相手に抗争を繰り広げていた。だから玉城もクロヴィス殺害の実行犯がスザクであったことに「手柄を取られた」と思ってしまう
対してルルーシュの第一目的はナナリーが安心できる居場所を作ること。そのためにはブリタニアを倒す必要があると確信し、扇達のような生温いやり方は間違いで戦争しか無いと宣言する。民間人を巻き込むなという台詞に有るように、ルルーシュはその出自も関係しているだろうけど既に自分を民間人とは規定してないんだろうね。だから、まだまだテロ屋にも戦争屋にもなりきれていない扇達のちまちました手段を否定できる
せっかく助けてもらったのに道理を通すために軍事法廷へ戻るスザクはどこまでもルルーシュと対極な在り方をしている
ブリタニアを倒すためにルールを破り戦争を始めたブリタニア人のルルーシュと、ブリタニアを変えるためにルールに則り忠節を誓い続ける日本人のスザク。
改めて見ていると、この二人がいずれ衝突してしまうのはどうしても避けられない道だったんだろうなと思えてしまうほど対極な在り方