行動によって得られる結果が変わってくるという点がよく伝わってくる回だった
冒頭、ルルーシュは何故母を守れなかったと皇帝を責めるわけだけど、あの弱肉強食の宮廷で他人に守って貰わなければならなくなった時点で負け。それが判らず犯人への報復ではなく父親への謁見しか行えなかったルルーシュが追放されるのは当たり前の流れ
コーネリアが皇女でありながら戦場に出るのは違和感があるけれど、皇帝のあの考え方を見れば、命をかけて戦うからこそ居場所が得られるとあの宮廷で学んだのだろうなと察せられる
ルルーシュ達だけでなく他の面々も自分の行動によって様々な結果が付き纏う状態。シャーリーからルルーシュを好きではないかと疑われてしまうカレン、ルルーシュを止められなかったためにゼロの格好をすることになったC.C.、会長が学園で好き勝手出来るのも親の支配を受け入れているから、助けを得るためにゼロに従ったレジスタンスは駒として使われる
流石に何もしなかったことを咎められ虐殺されてしまう民衆は可哀想だったが
そういえばルルーシュはC.C.の静止を振り切るために自分に銃を突きつけていたけれど、あれって「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」を体現した行動とも取れるか。C.C.は足を撃つ程度に収めようとしていたのに対しルルーシュは頭部。その先で行おうとしていてのはコーネリアを銃殺すること。正にコーネリアを撃つために自分が撃たれる覚悟を示したわけだ
ただし、ルルーシュに覚悟が有ってもレジスタンスが指示に従わなかったのは、ルルーシュが戦場を正しく知らないから。「ゲームにすらなっていないぞ」なんて発言が飛び出るようではまだまだ。