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とても良い

第一話は第三部と第四部からの移り変わりを感じさせる話であり、ジョルノ・ジョバァーナが主役となる物語は第二話から。だからこの話で改めてジョルノがどのような人間であり、どのように育ってきたのかが示されているのかな

奔放な母からは放置され、母の再婚相手からは暴力混じりのしつけ、そして異国で育てられたために敗北者根性が身についていたジョルノ。そんな彼がギャングを助けたために生活そのものが一変する様子は風変わりな展開では有るけれど、そういった背景があるから彼がどうしてギャングに憧れるようになったのか、そしてどのようなギャングになろうとしているのかが判りやすく明示されている

ジョルノとブチャラティのスタンドバトルはかなり良かったな。ブチャラティの能力頼りにならず状況を観察しつつ戦う姿勢もいいし、まだまだ能力の全貌が見えてこないジョルノのスタンド能力にはワクワクしてしまう。
ゴールド・エクスペリエンスに殴られて超スピードになったかと思いきや、実は意識だけが高速で身体は静止したままだったとかハッタリが効いていて面白い描写
又、逃げる途中で咄嗟に消えたブチャラティには驚かされるが、すぐさま誰かの中にいると推測しスタンドを使うジョルノは輪をかけて凄い。

そんな二人のバトルがどちらかが倒れることで終わるのではなく、ブチャラティの優しさや躊躇をジョルノが見抜くことで終わったのは意外な展開
かつて自分を助けてくれたギャングの姿勢に憧れているジョルノとしては、麻薬を打つ少年の姿に心を痛めたブチャラティを倒す理由はない。むしろ自分が抱く理想と近い考えを持つブチャラティを仲間に誘おうとするのは自然な流れか
果たしてブチャラティはこの無謀な誘いを受けるのかな?

能力だけに頼らず策略も絡ませるようなバトル描写とか本当に好きだから、ジョジョシリーズのバトルは好みなものばかりだったりする
第五部でもそういったバトルが変わらず見られるのは非常に嬉しい所



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