教皇は一体いつの間にあれだけの信徒を集合させたんだ……?
フィトリアの助言を受け、他の勇者と和解する道を探る決心をした尚史。相手が一番厄介な元康と知っても、諦めること無く自身に掛けられた嫌疑を晴らし和解しようとする。これまでの他勇者への対応とは全く異なる振る舞いだね
それは、関所に入る前にメルティが言ったようにもうなりふり構っていられる段階ではないからだろうね
ただし、今回は樹と錬が事前に襲撃された上でその犯人が尚史に押し付けられていたためにどうしたって無理だったんだろうけど
和解のために以前と振る舞いを変える尚史に対して、元康とマインは振る舞いを変えない。元康は正義と仲間を信じ仇討ちを為そうとする勇者、マインは尚史によって妹を拐かされた哀れな姉。二人は振る舞いを変えないことで和解の道を閉ざしてしまう
そんな尚史と元康の戦いに割って入った教皇。
彼の行動はなりふり構わないどころか、自分の信念が通れば良いとばかりに無茶苦茶なもの。大火力の砲撃でいきなり奇襲し、その攻撃範囲には国の王女まで含まれている。更に災厄の波に対抗するための勇者こそ人々を苦しめる存在だと判断して殺そうとする。
その振る舞いは以前登場した時とはあまりに異なり、また身勝手なもの。まあ、だからこそ黒幕としては相応しい振る舞いとなるのだけど
こうして黒幕も登場してくれたんだし、いい加減元康は自分が騙されていたってことに気付いてくれるかな……?