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良い

「これだから女は!」というのはこれまでも描かれてきた偏見なのだけど、今回は多数の画家が働く、ある種の実力主義的な場所においてもアルテへの見方は同様なのかと問われた回

この時代における画家社会はほぼ男社会であり、そこに女性であるアルテが一人混ざる様子は異様
だから今回のように絡まれるし、組合から物言いも入ってしまう
ただ、これまでよりも問題解決法は単純。実力社会なら画家や助手としての力を示せばいい

侮蔑の声に足を引っ張られず、かといって自分を心配する声に耳を貸しすぎず
自分の仕事に専念し求められる作業をこなしていけば自然と評価は改まるもの
男だからとか、女だからとか関係なくよく働く姿は周囲を驚かせるもの
仕事の評価はアルテへの評価に直結する

今回、印象的だったのはアルテの言葉の返し方かな
アンジェロなどを含め、アルテを気遣い応援する者が増えてきた
それらの声に対してアルテが「私は大丈夫」と応えつつも「ありがとう」と付け加えている
アルテは偏見と戦うだけでなく、相手の気持ちを慮った上で言葉を返せるように成長してきたように思える

今回の描写そのものは以前の粘土袋を運んだ描写とほぼ同じ方向性のもの
けれど、実際の仕事現場での働きにおいてアルテが認められた意味合いは大きいように思える

そしてアルテに興味を持ったヴェネツィアからやってきた貴族。そろそろ作品の世界観が広がるのだろうか?



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