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とても良い

夾が王子様役はギリギリ想像できるけど、咲がシンデレラ役ってどうなるの……!?
全然想像できないというか、真っ当な劇になる予感が欠片もしない……!

それはさておき、生徒会メンバーと絡むと由希の内面が意外な方向から掘り下げられるね
今回は由希の親との関わり方が真鍋達と似通った部分があるという意外な発見
不仲というわけではない。けれど仲が良いとも言えない。微妙な距離感、意思疎通の不全。それをボタンの掛け違えと表現するのは面白い

ただ、親の存在は子供への影響がとても大きい。だから真鍋は耐えられなくなり暴れる結果となった。真鍋はそれで開放されたようだけど、真知はまだ掛け違えまま苦しんでいるようで
生徒会室を頻繁にぐちゃぐちゃにしてしまうのは壊せない別の何かの変わりにしているかのよう
ただ、そんな真知だからこそ見えてくるものも有るのだろうね…

由希は外面が良く人付き合いも良い。生徒会の仕事をしつつ、クラスの出し物の舵も取る
そういった外側は完璧に見え、王子様に例えられる程。その状態では透も簡単な心配しか出来ない
だからこそ、人の視線が消えて暗闇に閉じ込められると内面の痛さや心細さが顔を出す

真知は「王子様」呼びされる由希を気にしているように見える。真知は由希に「王子様」以外の何かが見えているのだろうか
だからか、王子様が閉じ込められたとは考えずに、内に心細さを持つ人が閉じ込められたと考える。真知は由希の内面を察せられたからこそ、正しい扉の開け方を待たず、少しでも早く由希の苦しみを終わらせる方法を選ぶ

掛け違えをどうにか直そうとする由希、掛け違えに苦しみ続ける真知
周囲から求められる正しい有り様。それに苦悩する二人がこうして関わり、互いを理解しようとする行為がどのような効果を齎すことになるのか

ほんの少しだけ、普通の親子のような遣り取りをした由希と母。
いつか、由希だけでなく真知にもボタンの掛け違えから来る苦悩を笑えるようになる日は来るのかな?



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