フルバという作品の根底に有った謎が2つも明かされるとあって衝撃は中々のもの
ここで慊人と紅野の正体が判ることでどこか違和感を覚えていた部分に対して明瞭な答えが提示されたとも感じられる
11話で藉真は十二支と慊人の間にある呪いを血の絆と表現した
血の絆なんて普通は目に見えないもの。けれど、それによって十二支は慊人にどれだけの暴虐を受けようと離れることは出来なかった
でも、この回でその絶対的な血の絆があっさりと解かれていたことが判明した
きっとあの瞬間から慊人にとって血の絆は絶対でなくなった。だから他に十二支を縛り付けるものを必要とした
それは涙であったり、暴力であったり、暴言であったりしたのだろうね
十二支達を散々に傷付けてきたそれらが一方で、発する慊人も傷付き過ぎた心にギリギリで耐えている状態だったのだと判ってしまう
呪いが解ける可能性は示された。でも、同時にそこに別の呪縛が存在すると判明したことで、ただ単純に呪いを解けば十二支は幸福に成れるわけではないと判ってしまった
この事実を前に透はどうするのか、そして他の十二支達はどう思うのか?
ハラハラドキドキが止まらない状態のまま第3期まで待機ですか……!