今回はクリスマスを前に幾つものカップルの様子を描きつつ、他方では石川・由紀ペアや宮村・堀ペアの曖昧な関係性における機微が描かれていたね
また、それらのペア以外も含め、関係性が固まってきたことで未来のイメージへの言及が有ったのは良かったな
由紀が自分を好いているのだろうという自覚はあるし由紀を好いている自覚もある。けれど、付き合いたいわけではない曖昧な関係
少しでも踏み越えれば関係を決定させることは出来る。それを選ばない石川は自分勝手に見えるかも知れない
それでも本人が「今はこれで満足だな」と思うならそれが答えなのだろうね
作中において最も恋人らしさに溢れているカップルと言えば仙石・レミペアだったりするのだけど、レミの家は虫の標本だらけであるために仙石にとって足を踏み入れ難い場所になっているのはちょっと笑えてしまう
頑張れ仙石。マジ頑張れ(笑)
高校卒業。それは環境が大きく変わる時期。だから堀も自分の将来に不安を覚えてしまう
その不安を吹き飛ばす為に必要としてのは宮村。
堀家はクリスマスを楽しくする為に宮村を欲したけど、堀は卒業後という未来の自分を思い描く上でも宮村を必須としていた
でも、一緒に居るなんて今までもしていた事。もっと確かな『一緒』を求めるなら明確な約束が必要だったのかも知れない
高校生で結婚の約束なんて随分早い。ここで大切なのは結婚の約束をした事そのものではなくて、『一緒に居る』と約束しそれを互いに受け入れた事なのだろうね
この回を持って最終回と言われても何の違和感もない構成。次回は何の話をやることになるのだろう?