ここに来て明かされるスピアヘッドや86の真実に絶句してしまう
それでも、元から何処に希望があるのかと問いたくなる環境に身を置き続けた彼らが戦う理由には彼らなりの矜持を感じられるようだった
賄賂や贈答品を使ってまでスピアヘッドの為に花火を贈ろうとするレーナは生真面目というか何というか……
あれ、渡された方が困るやつでは(笑)
ただ、それだけレーナが困窮するスピアヘッドの為にあらゆる手を尽くそうとした証拠でもあるのだろうけど
でも真実を知らないレーナは相手にされない。ジェロームはワインを脇に置いてパーティへの参加を勧めるし、夢物語を語るレーナの誤りをスピアヘッドは指摘しない
パーティにも喪服のようなドレスを着て参加した挙げ句、シンエイとの話に夢中になってしまう彼女はとことん浮いている
今のレーナは一生懸命でも中途半端さが目立ってしまう
その一方でスピアヘッドとレーナの関係性は穏やかなものになりつつあるとも感じられたかな
クレナがレーナに真実を話した方が良いのではないかと気にするのは厄介払いではなくレーナを深入りさせない為
仲間が死んだ直後にレーナがお花畑でもセオトはいつかのように当たりはしなかった
それらからはレーナを真っ当に話す相手と認めているように感じられた
だからシンエイ達がレーナに真実が伝えたのは現実を教えると共に、自分達がどう生きたか知って欲しかったから、忘れないで欲しかったからなのかもしれない
己の矜持を語ったライデン。それは既に自分達の死を受け入れているようでも有る。レーナにはもう忘れないでいる以外に出来る事は無いのだろうか?