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とても良い

アンナがゆっくり出来そうと評する若さの少ない街。それは音楽を失った際に活気すら失ってしまったのではないかと思える程
けれど、旅人であるタクト達の訪れによって若さと音楽、そして生の歓びが彼らに齎される。ロードムービーとして文句のない内容だね

運命やタクトは変化・成長し続けている。運命は冗談が言えるように成り、タクトは皆の前で明るく演奏できるようになった。それは歩み続けているからであり、若さを備えているからであり
タクト達が持つそれらは訪れた街にて、人々に振る舞えるものとして描かれている点は印象的

朝雛ケンジの音楽に触れ人生は素晴らしいと感じたジョーも今はただ生き永らえているだけと寂しげ
それをタクトは生きているから自分の音楽を聞けるのだと豪語するね。そして素晴らしい音楽を聞いたジョーはタクトの中に朝雛ケンジの音楽が生きていると実感できたわけだ

アンナを娘と勘違いしたサリーの時間は止まっている。でも、そこに運命が居た事で彼女の時間は少し変化したのかな
何もない道を呆然と見ていた際のサリーからは生の歓びは感じられない。けれど、運命と甘い菓子や活気ある話を分かち合う中で運命の幸せを感じ取れるようになった
最後、ソファーで眠るサリーは安寧を取り戻したかのよう

今回は何よりも、運命がタクトの音楽を好意的に受け止めていた点は意外だったかな
それはコゼットと異なる受け止め方。けれどコゼットと同じようにタクトの音楽に魅せられているのだと判る

これから何でも書ける無地の五線譜。同じようにタクト達の旅も無限の可能性に満ちているのではないかと思えたね



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