タクトとザーガンからは音楽への向き合い方の大きな対立が見えてくるね
悲鳴を聞き過ぎ音楽を失い絶望したザーガン、悲鳴を堪え音楽を保ち続け希望に繋げたタクト
それは生き方の違いでも有るね
ムジカートにも対立が見られるね
過去ばかり見て壊れたザーガンの最後の望みを叶えるため滅びに向かわせるオルフェ、命少ないタクトをそれでも望む未来のため先に進ませた運命
運命は誰よりもタクトの語る未来を見たいと思うからタクトと共に戦っている
そんなタクトや運命が絶望ばかり見る者に負けるわけがない
タクトはザーガンを打ち倒すけど、世界を救う方法は提示しない。心のままに音楽が人を救う世界だけを望んでいる
そんな純粋なタクトを前にするからザーガンは喜劇役者としてステージを降りる事になってしまう
結局タクトの曲は完成しないまま。けど、命は運命が消える事によりかろうじて残ったのか…。そして運命が残した願いや姿はアンナが引き継ぐと……
意外な形でゲーム前日譚を見せてくれた本作には予想外に楽しませて貰いましたよ