普段は陰キャひとりと陽キャの虹夏達という構図なのに、観光地へ場を移した事でアウトドア派喜多とインドア派の3人に分かれるのは新鮮な構図
普段と異なる場だと普段と異なる姿が見られる。長期休暇特有の現象だね
ひとりが冒頭で可怪しくなっていたのもそういった背景。夏休みなのに普段と同じ生活、遊びの誘いもなく。かと言って誘えもせず
他人に見えないキャパオーバーを拾い上げた星歌は「いつも見ている」の言葉に恥じないアシストだったね
ひとりのメンタルケアに係る江の島観光、それはひとりの為だけでなく、皆が楽しめるものに
だから喜多のテンションは上がるし、他の3人も一応ついて行こうとする
4人で楽しんで4人で思い出を作る。それこそが夏休みの遊びというもの
練習ではなく遊びの一日として
だからリョウはベースをあっさり手放そうとするし、音楽芸能の神様へのお参りも揃ったお願いにならない
結束バンドとして遊ぶ一日だけど、結束バンドではない4人として楽しめたようで
アウトドアで陽キャの喜多とインドアで陰キャのひとり
共通項の薄い二人が静かに会話する帰りの車内。再び遊ぶ約束をしてそれを嫌だと感じない。それこそが4人が手にした夏休み最大の成果に思えるよ
……なのに最後が決まらないひとりは本当にひとりらしい(笑)