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良い

物を丁寧に扱ったり、裁縫をするのは好き。けど、他人の領域にまで踏み込むことには恐れを抱く。
千枝は丁寧で優しい子なのだと冒頭からすぐに判る。けど、それと同じくらい引っ込み思案な性格も見えてくるね
だからこそ、行動実現力が段違いなつかさとの相性が逆に良いのだろうけど

手が届きそうな対象にどう思うかは人それぞれ
例えばPが同期グループの躍進に焦るのは自分達も手が届く領域だと思うから
小春がつかさを「キラキラで王女様みたい」と喩えるのに対し、千枝は「大人のお姉さん」。相手との距離感の違いを示しているのかな
つかさが高校生ながら社長と知り、更に届かない存在と思ったようにも思える

他のシーンでもつかさには圧倒されつつ、同年代のみりあと小春に釣られて頑張る辺り、遠い存在より身近な存在の方が同調しやすいタイプなのだと感じられるね
でも、変わらずつかさの服には距離を感じていた
変わるのはつかさやPの緊張を知ってからかな?遠いように思える存在でも自分と同じく緊張しつつ、それでも困難に立ち向かっている。その同調が千枝が踏み出す力となったのかな

逆に千枝が頑張れば、その頑張りは同調する皆にも通じる。手直しされたドレスは千枝の努力の証だけど、結果のステージは皆で作り上げたもの
届かないと思われた憧れと一緒に仕事をして、ドレスにも自ら手を伸ばした
踏み出した先で届いた輝きは千枝達に素晴らしい輝きと自信を手にさせるものになったね



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