霊障を身に宿す螢多朗は霊に囚われた人間だから、これ以上危険な目に遭うとか身近な人を危険に晒す事を厭う
でも、悪霊に囚われた詠子を助ける為に奔走した今回、囚われの状態から抜け出す必然性に気付けたのだろうね。…それが真逆の結果を呼び込んでいるのは不幸としか言えないけど
これまでは自分の為に自分や詠子を守りたいという意思だったろうけど、詠子が螢多朗を求めるなら、詠子の為に自分や彼女を守るという意思へ変化する
それは螢多朗にとってオカルトとの向き合い方を変えるものであり、同時に社会復帰とは何か?の答えを彼に授けるものになっているね
…だというのに、螢多朗が大切な女性の為に出した答えが詠子によって誘導された答えというのが本当にもう……
螢多朗は呪いに打ち克つ為にオカルトを学び勝つ必要が有るけど、もう少しだけでも詠子の闇を知っておいた方が良いんじゃないかなぁ(笑)