サイクロプス隊はアルによって齎された危機がアルの機転によって回避された形。ここで彼らはピンチ以上のリターンを手にしているね
基地周辺を彷徨いても怪しまれない地元の子供
戦争に純粋な憧れを抱いていたアルが大人の思惑によって利用される構図は自業自得で済ませてはいけない戦争の業を感じさせるよ…
戦争に取り込まれていくアルを監視する役目をバーニィが任されるけれど、アルがあまりに無邪気な為に2人が本物の兄弟のように見えるのは可怪しな話
クリスを誤魔化す為に吐いた嘘が本人達にもそれが真実かのように効いてくる様子は戦争が近くに在る点を忘れさせるね
代わりに、ガンダムのテストパイロットであると明かされたクリスにより戦争の存在を意識させる構図になっている点は残酷な運命を感じさせるけれど
だからか、アルだけでなくバーニィの行動まで無邪気なものになっていくね。秘密基地を探して突発的な潜入行動だなんて。特に宇宙空間を経由して迂回するシーンなどはバディ物に似た雰囲気を感じたよ
バディは2人が同じ目的に沿って行動する事で冒険の醍醐味が生じる。するとバーニィと協力してガンダムを発見し撮影するアルの行動は紛れもなくスパイ活動でしかないのだけど、それを理解しないまま軍事利用されるアルの姿が無邪気を通り越しておぞましく感じる…