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普通

亜季の前とひまりの前で志帆は全く違う顔を見せる。もし、そこに仲違いの一因があるなら、ひまりが知る志帆の感情を明かす事で対立が収まるかもという発想は判るけど、双方の感情はそう簡単に収められるものではなかったようで
むしろ、ひまりが前に出る事で彼女も対立構造に取り込まれてしまうのは良いのか悪いのか…

けど、ひまりが構造に入った事で志帆の心情がより多彩に映る印象が強まるね
亜季や依では引き出せなかった志帆の内面、ひまりが知るそれは彼女を悪人にせず音楽に対してひたむきな少女なのだと感じさせる
一方でこの構造は依に嫉妬に似た勝利欲を引き出させるものになったようで。そう思うとひまりは人から感情を引き出すのが巧い人間と言えるのかな

そうして引き出された感情を元手に依が学祭で勝つ為の新曲を作ると宣言するのだから、ひまりとの出会いが依を大いに変えたと思えるね
他方でひまりが気にするのはローレライが今の形になった経緯。志帆から様々な感情を引き出したひまりは三人の音楽性があのような激しさを伴う感情を知った時、どう行動するのだろうね?



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