Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

やはり本作は相反する要素を重ね合わせた作品であるように思えるね
スマホに映った景色を見て先へ進もうと語り合う姿には確かな希望を感じさせる。また。自分達を邪魔する敵がいると知っていても、れんげの強さやかっぽ~を挟む事でどこかピクニックの様相を見せる
けれど、その際にえりかが口にしかけて辞めたように彼女らの生活は危険と隣り合わせ
彼女らが纏うその気楽さは厳しい現実と薄皮一枚で隔てられている

相反する要素という意味ではゆりの友達関係にも現れているね
彼女は居なくなると寂しいからと友達になる事を拒絶していた。でもその実態は寂しい別れを経験したからこそ友達に臆病になっていた。ならば居なくならない友達を保証できれば、又は別れた友達と再会できるならば彼女とて友達を欲する心を取り戻せる
相反する要素は反対であるが故に実は近い処にあるのかもしれない

ゴリアテを前にえりか以外の面々が前回と似た調子の戦いを繰り広げる他方で独り戦うえりかは絶望的な死線を潜り抜ける事になる。その際の彼女のパニックは敵と戦う状況がどれだけ危険であるかを実感させてくれるもの
余裕は苦境と相反するけれど、きっと近くにある。だからえりかを助けに来たゆりが助けが必要な側に回ってしまうのも相反する要素が重ね合わせられた結果なのかもしれない
あまりにも早い友達の喪失。一生の友達という意味を嫌な意味で理解させられてしまったよ⋯⋯



Loading...