ゆるふわ終末モノだと思ったら、普通に主要キャラも死ぬというシビアな世界。
だけど作品の雰囲気が陰鬱としているのかといったらそうではなく、むしろ登場人物はみんないい子で前向きだからこそ見ててしんどいということはなく、だけど、だからこそ胸が打たれる。
特に12話で倒れそうになったれんげをゆりとねりねが支えたところにはウルっと来るものがあった。
れんげが亡くなってしまったことは非常に悲しかったが、最終回でみんなれんげのことを忘れずに伝え生きていこうということがわかって悲しい読後感はなく、前向きな気持ちで完結を見れた。
でもみんないい子だったから切ねえよ…
れんげ、ゆり、ねりね…😭
初っ端でゆりが死んだこともあって、ずっと緊張感があるママ物語は進み、最後の方で世界を明かされたところで色々ひっくり返って面白かった。
神的存在や複製体、このあたりが自分にささった設定だったなぁ。
キャラも立て過ぎでは?ってくらい立ってたなw
作画もちょいやり過ぎ感を感じることもあったりもしたけど、崩れたり、悪いってわけじゃないので。
まぁこの作品に関してはやっぱり設定がキモで、そこがハマるかどうかかなぁ。
自分は楽しく見られたな。
1話を観たときは「がんばりすぎ。これだとアクシズの後半分が地球に落ちちゃうぞ…」と思ったのですが、異色は異色なりにちゃんと着地しましたね。
生物か生物でないか、オリジナルかコピーか、そんな些細なことなど関係ない。
あなたたちがいて、私がいて、食材がある。カッポー!
アクションとれんげの作る割烹が美味しそうで、それを食べている様子が良かったです。
ストーリーも最初は訳が分からなかったけど、段々分かってきて面白くなりました。
ありがとう。
本当にありがとう。
割烹
☆5
メモ
Date:2025/1/5-2025/3/29
Score:89.3 (互:93)
各話平均:9.00 /10.0
脚本:9 /10
映像:8.5 /10
音声:8.5 /10
全体:9 /10
レッツ、割烹割烹♪
初っ端から主人公が死んだり、戦っていた自分達がまさかのコピー体だったりと予想外の展開で面白かった。何より戦闘作画の良さが印象に残った。この制作の特徴である3DCGでレイアウトした背景に詳細度の高い作画の組み合わせは非常に見応えがあった。OPEDも作品に合う、"カオス"や"絆"をテーマにした楽曲で良かった。
GoHandsがやりたいことを詰め込んだオリジナル作品って感じで、見る人によっては賛否が分かれそう。
基地に乗り込んでからのどんでん返しはSF感があって良かったです。コピーでも本人でそれぞれの人生を生きていくのは納得。主人公の死も納得感はあった。ただそこまでも色々唐突なストーリー展開なのでそこはちょっとイマイチかなぁ。謎のカッポーで進んでいきましたが、オリジナルアニメで読めない展開も楽しさの一部でした。映像はさすがのGoHandsでした。OPのデスボイスも良かった。
良さがわかんないまま見続けたらいつの間にか虜になっていて、最後は「このアニメを見て良かった」と心から思えた不思議なアニメ。やりたいことは伝わってきたし、満足感は正直高い。
各自が語録でしか会話しないから独り言のドッチボールになっていたし、食事シーンや戦闘シーンをすがすがしいほど全カットしてたし(8話の戦闘シーンがすごかったから、そこまで溜めてたのかもしれないけど)、心情変化や展開が今まで見たどんなアニメよりも唐突だし、脚本に人間味を感じない。AIでもこんなアニメ作んないよと思ってしまう。でもそんな欠点が「ニコ動では長所になる」という一点だけで視聴し続けた。もう「かっぽー」がこびりついて頭から離れない。コメント付きでみんなで楽しめるアニメだった。
と思ったら、最後のほうは結構面白くなってきて、最後まで見たら正直大満足できた。途中から世界の謎が明らかになってそれがトンデモ展開なんだけど、まあ面白かった。どんなに粗い脚本でも、面白い要素をとにかく詰め込みまくれば否が応でも面白いと感じざるを得ないというのがよくわかった。唐突すぎる展開のオンパレードで、そこに話の前後でつなげる脚本の巧さは全く無いけど、正直引き込まれる。そして最終回は綺麗にまとまり、視聴後の清々しさを感じる。だからこそ、このアニメを最後まで見て良かったと心から思えました。
というわけで、ものすごく人を選ぶ、特にストーリーを理屈で考える人には絶対に合わない作品だが、自分は正直良かったなと思えました。ニコ動でアニメを見る人が好きな人には合うんじゃないかな。とってつけたかのようなくどいキャラ設定でキツイってみんな言ってたけど、それがニコ動では長所になる。笑いながら、時には唖然とさせられながら楽しめた作品でした。
やりたい事をやったのだろうけど…原作ものの方がいいんじゃない?