Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

いのりにとって上手く出来ない事が多いのに、何故フィギュアスケートだけはしがみつくような努力を止められないのかと少し疑問だったのだけど、初期衝動に姉への憧れが有ったのか…
あの時の姉のように滑りたい、テレビで見る選手のように輝きたい。いのりの中にイメージは明確に有る。それを邪魔してしまうのは『出来ない結束いのり』の存在。そのような娘を見てきたから母・のぞみもいのりを応援するより心配してしまう
そう思えば、この大会でいのりが打ち克たなければならなかった相手は自分を邪魔する弱い自分だったのかもしれない

司から認められ、バッジテストを潜り抜け、他のフィギュア選手とも邂逅を果たした今のいのりはリンクに不法な遣り方で侵入していた頃とは違う。彼女の為にのぞみだって衣装を用意する為に無理だってしてくれる程
だからって一足飛びに強い人間に成ったわけではなく変わらず弱さは有る。練習でも一つの失敗から総崩れになってしまうのは彼女のメンタル的な弱点が現れている
それはこれまでの『出来ない』いのりと変わらない姿。だからのぞみだって本番で彼女が失敗する事を前提に物事を考えてしまう

隠れ止まってしまういのりを変えた、というより変わっていると知らせてくれたのが姉に憧れた頃の自分を思わせる少女の一言であるのは良いね
今のいのりは遠いリンクを眺めていた無名の子供ではなく、結束いのりとしてリンクに立つ選手。以前の『出来ない』自分に合わせる必要はない。これから栄光を手にしていく選手として何を目指したいかをはっきり口に出せる
ただ、自分が変わっても、大会が緊張する場である事までは変えられない。そこでバディを組む司が魔法の言葉を授けてくれるわけだ

そしてリンクに降り立ったいのりの滑りは本当に素晴らしかったね!
最初こそ転んでしまった。それでも人から憧れられる選手とはどのように滑るのかを実践できた彼女の滑りには誰もが魅了される
トドメとして司がまともに教えてない技を披露したシーンには鳥肌が立ってしまったよ!それは失敗を、『出来ない』を打ち消す為に何をすべきかを考え抜いた彼女が土壇場で披露した『出来る結束いのり』への変身

それは評価得点を上げるという単純な意味に留まらず彼女はフィギュア選手に成ったのだという認識を誰しもに与えるものだね
いのりが司の滑りを見て憧れたように、司はいのりの滑りに改めて感銘を受ける
そして、最大の認識変化が起きたのがのぞみ。いのりが自分を『出来ない』と思っていたように、彼女も娘を『出来ない』側と思い込んでいた。それは知らずしてのぞみ自身も『出来ない』人へと変えてしまっていた
だから『出来る』いのりを見て、のぞみ自身も遂にいのりを『応援出来る』人へと変われたのだろうね
光や涼佳のように己の目標を明言したいのり。これまでなら大言壮語と思われたメダリストへの夢が実現可能だと思わせてくれる素晴らしい感動回でしたよ…



Loading...