杏と秋山は似たタイプかと思っていたけれど、彼の生活の一端が描かれた事で秋山は杏と全く異なる環境に身を置いているのだと知れたね
杏は勝ちを目指す衝動を持っているが故に適正に沿って希望を変えた。対して秋山はそもそも衝動を持っているかさえあやふや。見えるのは彼が親の指導範囲に囚われているという点。ただ、そうなってくると何故放送部に在籍しているのかが判らなくなってくる
彼の心情を探る上で花奈との対比と相似が見える回だと思えたよ
冬賀の主張に現れるように、花奈の決断に現れるように自分の好きを大切にする2人は衝動に従って道を決めている。また、箱山は人に道を強いられながらも、その中で自分の好きを貫こうと努力しているね
そんな3人の遣り方は未熟な部分があるから指導が必要になる。そう考えると吉祥寺の指導は凄まじいものだったね。正直、彼の事は少々信頼できないと思っていたのだけど、Nコンで勝ち抜く方法を示しつつも部員達が志向する遣り方を尊重する指導法には感銘を受けてしまったよ
まあ、吉祥寺がその様子だからこそ、秋山父の酷さが目に付くのだけど
秋山が花奈を取材しようと思ったのは何故だろうね?前回の台詞を聞く限り、好きが明確な花奈と好きを持たないかのような秋山はタイプが異なるように思える。けど、異なるからこそ彼女を知りたくなったのだろうか?
朗読会を主催する花奈と親の方針で動く秋山、両者は異なる遣り方に身を任せているように見えて、「認められたい」という面では共通項が存在した。それは親の方針に従う秋山とて、花奈のように自らの内から湧き出す衝動を持っているのではないか、それの活かし方さえ判れば花奈のように好きの衝動に従って動けるようになるのではないかと示唆するものだね
だとすれば、花奈が親の望みではなく自分の望みとして続けてきた朗読会を秋山が見た事でどのような欲を呼び覚ますのだろうね?