オグリは関わり合う者との相乗効果によって自身を高めてきたタイプ。北原と出逢い、ベルノと出逢い、ノルンやマーチとも良い相互関係を育んできた
彼女は良い意味で他者に影響されるだけに、効能が逆転してオグリの足枷となる展開は重苦しい…
オグリと北原の絆はオグリを東海ダービーへ導くものか、それとも日本ダービーから離してしまうものか。オグリが迷わない、悪く言えば考えないからこそ北原に選択が託された形だね
オグリは既にカサマツの星か中央に比肩する者か曖昧な描かれ方がされているね
カサマツの観客からはカサマツ魂がどうのと言われ、中央で戦うタマモからはライバルのように意識される。六平は走りを評して地方に収まる器じゃないと言うけれど、現状彼女が走るのは地方レース
オグリをどう見るべきか扱うべきか。他者の評価が一定しないなら己はどう在るべきかが問われてくるのだけど、オグリは北原が隣に居ない自分を想像できない。今の自分は北原によって齎されたと信じている
オグリを中央へ連れていけない北原の存在はオグリの未来を固定化させてしまうもの、なんて捉えられてしまう
北原の夢はとても純真。眼前のレースから受けた情熱で東海ダービーを目指す彼の夢に揺らぎはない
対してオグリは北原の夢を受けて自身の夢とした。それは北原が目指すのがもし日本ダービーだったら、そちらを夢としていただろうと思える程に揺らぎが見える。なのに本人に迷いが無いから北原だけが迷う羽目になる
でも、中央のライセンスを持たない北原が迷うのはどう言い繕っても己の為でしか無くオグリの為にはならない
北原が示した無情なる選択肢。迷いの無いオグリに迷いを与える勝敗を前に彼女は誰の為に何を目指すと決めるのだろうね?