鬼を斬る際に必ず名を尋ねる甚夜。それは相手を覚え続ける為のきっかけ作りのようにも、相手の本質を把握する為かのようにも思える
ただ、夜鷹が甚夜の表情から彼の心の本質を捉えた点を見るに後者の意味合いが強いと見るべきなのかな?
甚夜は鬼と成った身でありながら鬼退治をする。それもいつの日か妹を成敗する為に。己が哀しい身の上だからこそ、哀しく猛り狂う鬼が無くした本質を捉えてやろうとしてしまうのかもしれない
夜桜の鬼とて本質が垣間見える鬼だったような
遊女である為に受けた宿命から心まで壊してしまった。成れの果てとしか思えないその姿を夜鷹が気にしたのは、彼女とてあの鬼と似た在り方で生きているからか
人は己と似た在り方をしている者に感情移入して、時には入れ込んでしまう
そう思えば、奈津が甚夜に対して特別な関心を抱くようになったのも、己から遠いお伽噺の剣豪ではなく自分と同じ悩める人と知ったからと理解できるね
ただ、本作において本質は危ういものとも扱われているような
茂助の優しい妻が人喰い鬼として成り果てたように、鬼に変じれば容易に人の本質は揺らいでしまう
それだけに、突如甚夜に対しラブラブモードに変じた奈津の在り方はとても危うい。…まあ、あれはあれでめっちゃ可愛いのでこのまま継続して貰っても構わないんですけども
奈津の本質を取り戻す為には原因を退治しなければならない
原因らしき秋津の前に現れた甚夜は果たして退治屋や鬼か優しい兄か?また、秋津自身も何者か?次回にて双方の本質はどのように描かれるのだろうね