他者を甚振り傷付け反抗の奮起を許さない神美は横暴と悪意の化身。口答えしても殴られるだけなら何も言わないのが正しいとなってしまう。けれど、渦中において猫猫と楼蘭だけが神美に反抗を続けているね。何もかも神美が望まない事をするわけではない。時には彼女に頭を下げ命令を聞く事も有る
それでも静かな反抗を辞めないのは彼女らに矜持が有るからなのだと伝わってくる話でしたよ
猫猫は不老の薬が有るわけ無いと判っていても調薬を続ける。それは神美の命令に従う為というより、薬師としての矜持が不可能な挑戦へと駆り立てる
また、楼蘭は神美のお人形として過ごしつつも、裏では神美の意志から外れ翠苓と仲良くしていた。これは子翠としてどう生きていきたいかという矜持か
反抗を行うのは何も猫猫と楼蘭だけではないのだけれど、中途半端な反抗は潰されるだけ。響迂や翠苓の反抗はむしろ神美の神経を逆撫でる結果に終わってしまうのは矜持の持ち方の違いか
そして誰よりも反抗の練達者として過ごしてきたのが楼蘭か
翠苓との関わりのみならず今回も大活躍。てか、流石に火薬に火を投げ込むのは危なすぎるが……
彼女には悪意に染められた役割が有り、表面上は従っている。ただし堕胎剤を飲んでいたように、自分の内面に有る悪意を吐き出そうとしていた
それだけに子供達を先に死なせた行動が悪意か善意かは曖昧になる
それでも彼女の行動に矜持が見受けられるのは確か。静かだけれど覚悟有る反抗心はあの砦で猫猫に何をさせるつもりなのかな…?