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良い

作中的にはシーズンの終わりであり、作品的には最終回。ともすれば様々な締めを描かなければならないだろうに、むしろ本作で描いているのは始まりだね
アオナは売り子引退して球場を去るわけだけど、それだって教員としての始まりを前にしたワンシーンとなったわけで
同様にCS進出を逃したモーターサンズのシーズン最終日とて来シーズンに向けて火種を燃やす日々の始まりとなるわけだ

売り子の中で去りつつも新たな始まりへと向かったのがアオナなら、チーム内にて去る姿が描かれたのが松戸監督か…
彼自身の新たな始まりは描かれないけれど、彼が去る事で桐谷新監督によるチーム采配が始まる事が間接的に描かれているね
興行的なスポーツである以上は成績を付けられて人事の刷新が行われるのは仕方ない。ただし、サプライズコメントや胴上げ、そして観客の歓声を通して彼が球団の多くから愛されていたのだと感じられたよ
あの球場は去る者を追い出すのではなく、祝うようにして送り出すのだね

そして村田とルリコはシーズンが終わった事で一時的には球場を去ったわけだけど、同じ回で開幕戦が描かれた事で球場での日々を改めて初めた様子も描かれたね
二人の関係はビールを通して始まった。だから改めて始める時もビールを通してで
二人を祝すかのようでありつつ、球場の全てを祝す花火をクライマックスに持ってくる構成も、これまでに登場した人々が映る流れも良かったな。
球場では様々な人と人が交流し、一つのチームを精一杯応援する。独特な尊さが描かれた作品であると改めて感じさせる開幕最終回でしたよ



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