原作既読
賑やかなゲームセンターを舞台に描かれるのは異なる言語を用いる蓮司とリリーによる恋愛物語
アニメにおいて異なる世界・常識に居る2人を主軸とした物語なんて数多く存在するけれど、本作で描かれるのは言語障壁という身近な問題だからか最初の擦れ違いも意味の取り間違いという有り触れたお題
リリーは蓮司が自分にどのような感情を向けていたかについて完全に勘違いしていた。それだけに、彼女の勘違いをどう収束させるかという点に本作の良さが滲み出ていたよ
蓮司は店員だからリリーがクレーンゲームで苦戦していても過度に手伝えない。せいぜいが取り易い位置に変える程度か
だから蓮司が客と店員の障壁から抜けてリリーと接するには業務時間外である必要があって
それでも蓮司がリリーと向き合った際の言葉には擦れ違いがあった。勘違いで生まれた恋心を放置せず、丁寧に相手の言葉へと翻訳して想いを伝えた彼は相手の世界へ踏み込んで交流したと言える。だからリリーは真実を知っても彼に裏切られたと思わず、むしろ好きにさせると再チャレンジを誓えたわけだ
ゲーセンという舞台で行われる異文化交流、2人のこれからに期待が持てる初回と思えましたよ