オープニングがこれまでの振り返りだったり、ゲストキャラが勢揃いしたりする要素は最終回らしさに溢れているね。まあ、同時に未知の人物達をラストにぶち込んでくるのも最終回感はあるんだけど、それらを組み合わせた事で最終回らしさが減って名雲と真白の探偵日和はまだまだ続くのだとも思えるね
そんな最終回は探偵事務所喪失の危機という急場でありながら、何とも普段通りといった印象の内容。それで居ながら話の構図は名雲と真白がどのような関係か表しているかのよう
アスレチックを前にしての二人羽織や真白でマウスパッド作ったり歌唱したり。それらに共通するのは真白が鉄砲玉のように困難に立ち向かっていく構図
既に身体が衰え始めた名雲にとってフィジカル的な無理が出来る真白は最高の相棒。けど、真白は考えなしに突っ込むから、名雲が年の功で以て備えておく必要がある。2人は役割分担が出来ていると判るね
でも、実際は二人共しょうもない部分もあるからアスナロやマキ、アズハの助けが要る。それが彼らの日常を愉快痛快でカオスな笑える日常へと変化させてくれている
最終エピソードは探偵らしく警察の闇を暴く!…筈が(笑)
まあ、雑な導入の時点で勘違いか何かなんだろうとは思っていたけど、想像以上にしょうもない真実だったね!
結局、名雲も真白も期限までにお金は稼げず。けれど、それで終わりとせず「何とかなる」の精神でやっていって、本当に何とかなるのは名探偵として10年以上のキャリアを持つ名雲ならではの在り方か。だというのに結局は真白に振り回されてトラブルへと突き進むのだからこの組み合わせは面白いですよ
ノーマーク状態から予想以上に楽しめた本作。機会があれば再び楽しみたいものです