美胡の情の深さ、覚悟の強さが描かれた冒頭、比名子が応えるように偽りの過去を超えて彼女を改めて友達として求めた様子には心が温かくなってしまったね
…それだけに、二人の間に平然と割って入れる汐莉の強メンタルにもビビってしまったが
美胡は比名子を守りたいから己すら削る。比名子は美胡に笑顔で居て欲しいから彼女に応える。それは麗しき友情なのだけど、比名子の幸福を考える美胡だからこそ気付けない比名子の晴れない闇に暗澹たる気持ちになってしまったよ…
犬猿の仲が過ぎてもはや仲良さそうに見える美胡と汐莉は漫才をしているかのよう。二人を見詰める比名子も楽しそう
けれど、実態として美胡と汐莉が仲が良くないように、比名子も実態としては単純な楽しさを覚えていた訳では無いようで
掛け替えない友人とよりを戻しても彼女は希望ある未来を望んでいない。暗闇へ進もうとしている
なら、察してしまった汐莉が彼女の前に立ち籠める闇を取り去らう必要があるのだろうけど…。ひとでなしでしかない汐莉が本当の意味で比名子の笑顔を取り戻す日は来るのかな…?