今のアキラが知らない過去を振り返るユウグレによる述懐、冒頭から「二人共一命は取り留めた」なんて全く知らない情報から始まるものだから吃驚させられたよ
視聴者的にアキラとトワサが撃たれた瞬間は物語の分水嶺またはシンギュラリティであるように感じていた。けど、実際は第一話で言及されていたようにトワサの存在こそシンギュラリティであり、彼女は存在するだけで世界すら変革させてしまうようで
だとしたら、彼女がOWELから去った理由もアキラが最終的には探さなかった理由も見えてくるような気がするよ……
トワサの発明に拠って人間がアップグレードされ、人間同士の醜さが表出し、AIが核戦争が起こすなんて典型的なSF展開。一つのシンギュラリティが次なるシンギュラリティを引き起こし、収拾がつかなくなっていく
他方で典型的な光景に全く辿り着けなかった要素があるね。トワサもアキラもあの銃撃事件が起こる前より好き合っていて、アキラは彼女にプロポーズまでしていたのに、二人が結ばれる事はなかった。世界に幾らシンギュラリティが起きようとも、むしろ起きるからこそ二人は分水嶺に辿り着けなかったのかも知れない
だとしたら、二人を模倣した今のアキラとユウグレがシンギュラリティを経由しないままにあの時代を生きられたのはそれこそ結ばれる為だった、なんて考えてしまうね
ユウグレはアキラを見た瞬間から結婚を求めていた。アキラは今の人生を過ごす中でユウグレに惹かれていった
ユウグレ達は確かに前時代の恋人を模倣した存在だけど、トワサ達が辿り着けなかった展開へと到れるかもしれないという意味では大きなシンギュラリティを起こしたのではないかと思える。それはまるでテラの主張を裏付けているかのような点は少し不思議だけど
また、そんなアンドロイドの二人とのエルシーを望む人間であるアモルはどのようなシンギュラリティを経る事になるのかな?