寧々に求められたのは演技力、経験のない行為・感情をどう表すか?つまり演技とは対面した者を騙す技とも言い換えられるのかな
寧々は感情表現そのものは問題なく出来てるんだよね。最初の「好き」は良い表情だったし、山吹相手に泣き怒るシーンも感情表現が出来ていた。だから必要なのはその感情表現力で相手を騙す力で
そんな調子だからか山吹も寧々を騙すような作戦を採ったね。…いや、よくよく考えなくても寧々の恋人役に成って浮気相手役のイコとイチャイチャする姿を見せるとか凄い作戦だな!と思うけども
疑似体験としての恋人・浮気。山吹とは付き合ってない寧々にとって、そんなの全く真に迫ってないのだから身に付かない。だから真に迫る体験とする為に寧々を騙す事から始める必要があったわけだ
ただ、ここでややこしいのは、寧々もイコも山吹に何かしら感情を抱き始めている点。イコと山吹が付き合う姿は演技だけど、思い当たるフシが有るイコも寧々もこの演技に騙されそうになる。互いに他の女性に靡きそうな男を引き止めたいという感情が沸き起こってしまう
それこそが寧々にとって、そして図らずもイコにとっても真に迫る体験と成ってしまう訳だ。演技を飛び越えて本気になろうとしていたイコは可愛らしかったね
恋人の浮気という疑似体験を経た寧々の演技は面白い事に
演劇部では山吹とイコの姿を思い浮かべ、得られた感情をそのまま表現。大泉はなんか評価してくれたけど、あれって演技じゃないよね……。むしろ山吹が本気で浮気して許しを請う際に言いたくて堪らない台詞だよね…
そしてまさかの山吹相手に演技するなんてね。山吹を慌てさせた寧々の衝動的演技。なら、彼女はそこに籠められた感情をどこで体験して我が物としたんだろうね?なんて考えるとニヤニヤしてしまうよ