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良い (4.0)

互いの夢を叶えるために行われた侵略戦争は結局のところ、どちらかだけが叶うものではなく両立するものだった。……と言えば聞こえは良いけれど夢の形が以前のままである倫也に対して、美智留の夢は様変わり。
いくら何でもロックバンドと思っていたものがアニソンバンドだったなんて事実をライブ直前に知らされるのはキツイよなぁ……。
それでも彼女がステージに向かったのは夢の形が変わっても、音楽を楽しむ心は変わらないからなんだろうね。もしかしたら倫也の言葉が影響したかもしれないけれど

ライブシーンでは空色デイズの歌い出しは掠れ気味なのに徐々に高揚していき、オリジナル曲で爆発する歌い方が印象的。曲と併せてこちらまで盛り上がってしまうね
ライブ後に美智留が激怒したのは倫也やバンドメンバーの裏切りに対しても有ったのだろうけど、あれは激怒することでオタクに混じってアニソンバンドやギャルゲ制作する自分を受け入れるための儀式だったのかななんて考えてみたり

前回あれだけ打ちのめされた英梨々はやはり美智留への苦手意識はあるままか。というかいつの間にか詩羽を実力と本気のあるメンバーとして認めていたことに驚いたり。
また加藤と名前で呼び合う描写になんとなく暖かいものを感じたり。英梨々って小学校時代に倫也を失って以来、趣味を打ち明けられる友人って居なかったんだよね。ゲーム制作開始により倫也とはまた話すようになったけど、最早友人枠ではない。そんな英梨々に本来の自分で話すことが出来る友人が出来たのは良かったねぇ。加藤はオタクではないけれど、これまでの描写からオタ趣味に対し許容的な姿勢を示しているのは確かだし
……先の展開を知っていると詩羽の「後で地獄を見る」という台詞をどうにも深読みしてしまう。多分第二期ではあの辺りまでやるんだろうなぁ……



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