ララが求める王子様や本当の愛というのは特定個人を指す表現と考えれば、誰に会えるかも判らないバイトはララの使命から外れた寄り道となる。グレイスがララに催促するのは当然の話
他方で、使命を果たせるまで地上で暮らすなら先立つ物が必要で。茉里の家に厄介になっているから必要なかったそれが家主から求められるなら必要な寄り道となって
こうした寄り道がララの原点を思い出すものとなるのは少し面白いね
ララの面接は酷いね…。どうして雇われたか想像もできないよ…?
さておき、バイトを自分の意志で始めたなら、そこには責任が付き纏う。ララは一応の責任を示せていたと言えるのかな。「ケーキのためなら死ねます!」と豪語して雇われた彼女は自分の言葉に責任を持つ必要がある。この言葉はかなり大袈裟だけど、地上での使命に家族の命が懸かっている彼女にとっては的外れの表現ではない。ただ、そうした背景はバイトにおいて無関係なもの
もう一つの問題点はララが現状の行動を正しいと思えていない点か。だからさっさとお金を手に入れようとするし、不満だって漏らしてしまう。それが仕事上の失敗に繋がってしまう
失敗したなら何かが間違っていたという事で。バイトを辞める選択肢が浮かぶのも自然。何故ならバイトをしたって王子様なんて見つかるわけが無いのだから
そこで王子と出会う前の初期衝動、人間を知りたいという愛の前に存在した想いに立ち返ってバイトを続ける選択をしたのは良かったな。ララは人間を知りたい想いが溢れ、王子に出会った。なら、本当の愛を見つける為に人間と暮らすのは間違いじゃない
ララにとってバイトは寄り道じゃなかったし、自身の責任にも結び付く行いだったわけだ
他方でララに必要なものを勝手に決めつけたリサの行動は思わぬ悲劇へ。あのオブジェがララの感情に基づき動いたのは間違いない。けれどララはそれを知らない。後戻りできない行動の責任は誰が取る事になるのだろうね?