”王子様”を思わせるルカとの関係は良好。そうなれば自然と”本当の愛”に近付いているのではないかと思わせる。けど、そんな段になってララに異変が…
以前であれば、”本当の愛”なんて正体の見えぬ何かだったから闇雲に動けば良かった。でも、ルカという明確な対象が見つかれば、自然と”本当の愛”が果たして見つかるのかという現実的な不安が圧し掛かる。おまけに自身の身体への不安も湧きあがれば…
そうした恐怖が茉里の戦いと被せるようにして描かれていたね
茉里は大会前夜だろうと緊張は見せないし、気負った様子もない。けど、ララが横断幕を作っていれば、言葉少なながらに喜ぶ
そんな彼女でもララ消失の事態には恐怖を覚える。幼い頃は目を逸らしたら負けなんて勝負していた彼女が、「ララを返してほしい」と告げるリサから目を逸らした。また、ララに真実を聞く場面では彼女の方を向けなかった
それでもララが恐怖から逃げていると知れば、まっすぐララを見て問い詰める。そうすれば目を逸らすのはララになり、ララの負けが明らかになる
負けたララは地上には居られない。また、返したくないララを手放した茉里も負けたようなもの。二人とも、まっすぐ前を見られなくなる
その心境が変わるとしたら、恐怖と戦う気持ちが湧き立った時で。ララは確かに王子との愛には失敗したかもしれない。でも今は地上で佳い生活を送れている、茉里との生活に光も見た
そしてまっすぐ輝いたララの目を受けて茉里が勝利を掴む姿は気持ちいいね。ララには茉里が必要だし、茉里にはララが必要
これからも戦うと決めた二人の笑顔はとても輝いていて、二人が手を取り合っているならばいずれ”本当の愛”に届くのではないかと思えたよ